2.17

お金がない、という極めてシンプルな事実が眼前に突きつけられ、悲しみが胸いっぱいに広がった。正確には、悲しみによく似た言い様のない感情。不安のような、焦りのような感覚。そんなのが胸いっぱいに広がった。コンビニでお酒と甘いものを買おうと思っていたのだが、なんだかそんな気分になれず、水だけを買って帰った。帰り道も長く感じる。

神様がいるかどうか、という問いには、うーん、ま、いるかもしんないっすけどね…。という返事しか出来ない。つまりは、やる意味のないやりとりだということだ。今日、友人に連れて行かれ競馬の馬券を買った。ここで一発当てれば…という気持ちに、一瞬だけ、本当になった。結果、ビギナーズラックで当たった、額は400円が、1100円。一食分にはなったかな。などと。神様が運をくださった。などと。眼前の不安は消えないが、まぁ嬉しいは嬉しかった。

1.18

年末に買ったばかりのiPhoneが早速壊れてしまった。落としたわけではないのだけど、ホームボタンにヒビが入ってしまい指紋認証が効かなくなってしまった。調べると割とよくあることらしい。少し落ち込んだが、1日で慣れた。

 

気付けば2019年になっていた。全く落ち着かない数字だ。ふわふわと、実感がない。2019年、と口に出すと、そのファンタジーな響きにちっとも馴染めない。2018までは、すんなり受け入れられていたのだけど。

 

しばらくこの日記も書いてなかったので勘が鈍っている。人間結局暇だからこういうことをするのであって、充実していたともいえる。便りがないのは良い報せ、的な言葉があるけれど、それもこういうことだと思う。

サウナにもめっきり行かなくなってきた。こないだ久しぶりに大好きな押上の大黒湯という銭湯に行ったのだけど、露天風呂に入っている時に、あれ?なんか忘れてるな?と思ったら、その日バンドのスタジオ練習が入ってることをすっかり忘れていた。結局ほとんどゆっくりできず、大慌てで出ることとなった。あれは自分でも驚いた。完全にすっぽりと頭から抜けていた。

映画もあんまり見ない。見る暇がない。いや、暇はあるのだけど、他のことがあったり、やることがあったり、とにかく今まで俺がしていた趣味や娯楽は、本当に暇潰しのためにやっていたのだと分かる。新年、早速こんな感じ。

 

今年の抱負も目標も、大層なものは特にないのだが、音源を出したいと思っている。すでに形は決まっている。あとはやるだけ。ちょっと頑張ってやってみます。これだけは、暇潰しではない。

12.17

ボヘミアン・ラプソディを観た。クイーンはやっぱりかっこいい。人生が歌になっている人が好きだ。クリエイターとして優れてることなんてどうでもいい。人生が歌になってるかどうか。それだけ。

 

しくじり先生南海キャンディーズ回を観た。面白くて、最後は感動した。お笑いコンビもバンドと似ていると思う。楽しい空気なら、楽しくやれる。重苦しいと、重苦しくしかできない。当たり前のこと。

 

涙がツっと流れて、鼻のあたりに来た時、血の匂いがした。涙も成分は血液と似たようなものだというのを、昔どこかで見た。生きた人間、体、複雑な造りをしてる。もちろん心も。どんな形をしてるのか、誰にも見えない。自分にも。神様にも。

 

 

風邪をひいてしまった。何を書くか忘れた。

11.18

遅くから雨になるというのは、偶然見た天気予報で知っていた。23時過ぎからポツポツと来て、明け方にはすっかり上がっているだろうという予報だった。

終電の一つ前の電車を降り、駅から上がるとその通り小雨がパラついていた。車内で読んでいた本を、上着の内側に隠す。すっかり冬が来ているが、体は温かい。瓶ビールを1本と、すだちサワーを2杯。

街を歩くときは落語でも講談でもいい、BGM代わりに流すと、なんとも自分が粋になった勘違いができる。スッと物語に入り込むと、街の景色がBGMになる。肩で風切って歩く感じが心地いい。別に内容はそんなに理解できてなくていい。そんな、なんとなく良いという感じが、心を豊かにする。

 

 

 

昨日は新宿に、ライブへ。お世辞ではなく、良いライブだった。贔屓目は、ちょっとあるかもしれない。8、9年近く前に知り合い、同世代で、解散せずに続けている数少ないバンドだ。普段会うことはほとんどないが、会えば「おー!」となる、そんな関係は貴重だ。

ステージのほとんど最前まで近づくと、演者の表情まで見えてしまう。これは良くも悪くも、緊張も、戸惑いも、見えてしまう。が、一瞬の機微、残像、そんなものがライブのリアルを感じさせてくれる。音の向こうの人間が見える。少し陳腐だが。

何人か友人に会い談笑。気前よくビールもおかわりした。新宿駅から三丁目の方まで歩く。土曜の夜は、人が多い。

 

 

 

自分のライブ、あと3週間切った。怖さと楽しみ。

 

11.10

その夜を越えたら、顔に傷が増えていた。

心の動きには、浜辺のさざ波のように揺り戻しがある。楽しいかどうかの微妙なライン。充実と疲労の比例。グラフにはシャーペンで引いたような、スッとしたラインにはならない。

飯食ってとっとと寝ようという、当たり前の解決策に、なかなかすぐたどり着けないのは、そのガタついたラインに躓いているからだと最近は考える。