6.20

先日、企画の予習も兼ね、公園でアコースティックギターを弾いていたら警察が来て始末書を書かされた。

確かに、下手くそなぼくの演奏は騒音でしかなかっただろうし音害というものは想像以上に人を不快にさせるものでもある。ぼくはおとなしく退散した。

小さい頃、地元の近所の公園に遊びに行くと、そこはそこそこ大きな公園で、姿は見えなくてもあちらこちらから、何回も練習するトランペットの音、ただただ陽気な民族的な打楽器の音、アコースティックギターの音、大小問わず色んな音がした。それらを無意識にでも聞いていると祝祭的な気持ちにすらなって、なんだか遊んでいる実感が湧いた。公園というところはそういうところだと感じた。

あの頃、あの音を奏でていた人たちはみんな公的な手続きをして、許可を得て、やっていたのだろうか。子供の頃には分からなかった。

警察は極めて事務的だった。うるさくしたからダメなのか、ギターを弾くことがそもそもダメなのか、通りがかり発見したのか、公園の誰かが通報したのか、何も説明してくれなかった。缶ビールを傍らに置いていたから、酔っぱらいだと思われて相手にしないようにされていたのかもしれない。

家は壁が薄くて隣に迷惑になる。外で勝手にやってはいけない。だから自分からライブハウスに出る、カラオケに行く、スタジオを借りる。そうやって、歌を歌うためにお金を払う。場所と権利を買う。

そうやって、初めて歌が歌える。こんなアホくさいこと、ないよな。