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10.31

馬鹿騒ぎしているハロウィンの様子がニュース番組なんかで放送する度に、俺は苦々しい顔になっている。

そこには侮蔑や憐憫が多量に含まれている。

ただ、理解できないというわけではない。ほんの少し、小さじ一杯の羨望は捨てきれないのだ。


特に今年は感情が強い。去年くらいまではまだ「まぁやりたい奴は好きにすれば〜?」とクレヨンしんちゃんの如く語尾を上げていた。そこには、少しの強がりもあるが「本当に自分とは無縁であること」という余裕があった。

今年はイラだっている。ハロウィンを嫌悪している。

それは俺に余裕が無いからだろうか。いや、そうだ。だろうか、じゃない。その通りだ。

あそこに行ってる奴らは、ひたすら楽しそうにしていて馬鹿騒ぎしていてスケベなお姉ちゃんとも交流出来て、許せない!という、ひたすらに虚しい感情。僻みだ。妬みだ。一番馬鹿なのは俺か?

じゃあ、行ったらいいじゃん。という意見が、一番苦しいのだ。行って、何になる?何ができる?俺は何も出来ない。当然、仮装もできない。恥ずかしいし、自分の中の何かが、死滅する音が聞こえる。


そういう理由もあって、今週末は家にいたのかもしれない。