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3.9

3月9日というとやはり嫌でもレミオロメン脊髄反射のごとく脳裏に浮かんでしまう。ぼくが中学生くらいの頃、レミオロメンは流行った。ぼくも御多分に洩れず周りの流行りに全乗っかりし、大急ぎで自転車を転がし三軒茶屋のツタヤでCDを借りたものだ。それは「ether」というセカンドアルバムだった。未だにレミオロメンはこれが最高傑作だという人もいるのではないだろうか。3月9日だけでも十分なほどだが、アカシア、モラトリアム、南風と続いたシングルが全て入ってる。あきらかに脂が乗ってる時期というやつだ。

あぁ、ドッグイヤーも良く聴いてたな。あの肩の力が抜け切った歌や演奏には、乾いた風土を感じた。奥田民生theピーズの「ソレ」とはまるで違う。もっとダサい。狙っていない、まっすぐなダサさ。優等生がちょっぴり悪さしたがっているような半端なサウンドだった。でもそれがよかった。それが俺だった。中学生のころの俺の毎日はレミオロメンを聴いたり、パワプロをやったり、いちご100%を興味ないふりしながら極めてこっそりと読むくらいなもんだった。

その後、レミオロメンはいわゆるスタジアムバンドへと駆け上がり、もうそこにあの頃の肩の力が抜けまくったちょっと悪さしたいおぼっちゃんバンドの陰はなくなってしまった。(そして、人知れず消えてしまった。)