10.20

松本剛著「ロッタレイン」読む。

何の気なしに手に取った1巻の時点で一気に引き込まれ、これは心に引きずるタイプだぞ、と予感はしていたのだが、最終3巻まで読み予感は的中。これはハッピーエンドではない。途中から読むのがつらくて、ページをめくる指先が冷たくなっていたのがわかった。心臓の鼓動が早くなるのがわかった。息を呑みながら半ば強引に一気に最後まで読み切る。破滅とは静かな情動である。気付く間すら、与えてくれない心の小さな異常である。