11.18

遅くから雨になるというのは、偶然見た天気予報で知っていた。23時過ぎからポツポツと来て、明け方にはすっかり上がっているだろうという予報だった。

終電の一つ前の電車を降り、駅から上がるとその通り小雨がパラついていた。車内で読んでいた本を、上着の内側に隠す。すっかり冬が来ているが、体は温かい。瓶ビールを1本と、すだちサワーを2杯。

街を歩くときは落語でも講談でもいい、BGM代わりに流すと、なんとも自分が粋になった勘違いができる。スッと物語に入り込むと、街の景色がBGMになる。肩で風切って歩く感じが心地いい。別に内容はそんなに理解できてなくていい。そんな、なんとなく良いという感じが、心を豊かにする。

 

 

 

昨日は新宿に、ライブへ。お世辞ではなく、良いライブだった。贔屓目は、ちょっとあるかもしれない。8、9年近く前に知り合い、同世代で、解散せずに続けている数少ないバンドだ。普段会うことはほとんどないが、会えば「おー!」となる、そんな関係は貴重だ。

ステージのほとんど最前まで近づくと、演者の表情まで見えてしまう。これは良くも悪くも、緊張も、戸惑いも、見えてしまう。が、一瞬の機微、残像、そんなものがライブのリアルを感じさせてくれる。音の向こうの人間が見える。少し陳腐だが。

何人か友人に会い談笑。気前よくビールもおかわりした。新宿駅から三丁目の方まで歩く。土曜の夜は、人が多い。

 

 

 

自分のライブ、あと3週間切った。怖さと楽しみ。